スプーンリングの歴史
イギリスよりスプーンリングを入荷しました💍
せっかくなので、今日はスプーンリングが生まれるキッカケとなった話をブログにて。
スプーンリングの始まりは17世紀のイギリスになる様です。
当時、銀食器を持つことが出来たのは、一部の富裕層に限られるほど高価な物でした。
ある一軒の裕福な貴族の家で、召使いとして働いていた男性には、結婚を申し込もうと思う大切な女性がいました。
婚約指輪を用意するほど経済力がなかった男性は、雇い主の家から銀のスプーンを盗み、それを職人の所へ持ち込んで、リングへ加工して婚約者に渡したそう。
このアイデアが彼らの中で瞬く間に広がり、多くの男が裕福な家から銀のスプーンを盗み、職人へ依頼したそうです。
しかしここで問題が。
当時の銀食器は、富裕層にとってステータスの一つだったので、その多くが、家系の紋章やイニシャルを刻印していたのです。
スプーンが盗まれたと気づいた貴族達は、その紋章やイニシャルを手掛かりに捜査を依頼し、多くの者が捕まえられたそう。
これがスプーンリングの始まりと云われています。
大切な女性へ、特別な物を。
と思う気持ちは今も昔も変わりませんが、リスクを冒してまで銀のスプーンをジュエリーにしたい!と思わせるほど、当時のカトラリーは庶民が憧れる特別な存在だったんですね。
物が飽和している現代には、商品やサービスに付加価値を持たせることは非常に困難な時代になっています。
handmadeでオンリーワンの作品を作ったり、希少価値のある物に目をつけたり、インスタを見ていると、皆さんのアイデアや独学された技術などに目を見張ることが度々あります。
そして他の誰でもなく、自分が直感的に『これイイ!』と思ったものが、誰かの心も揺さぶった時に、なんとも言えない幸福感に満ち溢れます。(きっとハンドメイドの方は尚更!)
目的は違えど、スプーンリングの原点の様に、Lampの商品も、大切な人に贈りたくなるほど魅力ある商品がご紹介できれば本望です。(無理あるこじつけ感。笑)